防音のリフォーム事例
音楽用防音リフォーム事例 – 富士市中之郷 – 二胡教室sakine様
お客様の要望・現状の不満点
- 他の部屋から入ってくる音を軽減したい
- 内装デザインをおしゃれに仕上げたい
- 限られた予算内でできる範囲で防音対策をしたい
- 工事内容
- 富士市中之郷の二胡教室「sakine」様より、「レッスン中に他の部屋からの音が気になる」とのご相談をいただきました。
既存の教室スペースを活かしつつ、屋内側での防音性能を高めるリフォームを実施。内装デザインにもこだわり、落ち着きのある上品な空間に仕上げました。
防音施工としては、室内ドアを木製防音ドアに変更し、壁の質量を上げることで遮音性を向上。間仕切り内部には吸音材を重点的に充填し、さらに窓には**LIXILインプラス(二重サッシ)**を採用しました。
ご予算の範囲内で、最も効果的な防音箇所を選定し、コストパフォーマンスの高いプランをご提案。音環境とデザインの両面でご満足いただける仕上がりとなりました。 - 工期
- 10日
- 費用
- 130万円


既存の木製ブラインドは、そのまま流用しました。
二胡教室sakine
コラム:防音の考え方と基本構造
防音リフォームを検討する際、まず大切なのは「なぜ防音をしたいのか?」を明確にすることです。
理由は大きく分けて 「音を出すため」 と 「音を入れないため」 の2つがあります。
音を出す場合は、楽器の練習や音楽教室、ホームシアターなどが多く、
音を入れない場合は、交通音や近隣の生活音を遮りたいケースが多いです。
防音の目的は「快適な音環境をつくること」であり、防音自体が目的ではありません。
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■ 防音計画の3つのポイント
防音室をつくる際は、
①どんな音を ②どこに対して ③どのくらい落としたいか
を明確にすることが重要です。
たとえばピアノやドラムなど、低音や振動をともなう音は、壁だけでなく床からも伝わります。
また「どの時間帯に音を出すのか」「隣家や家族にどの程度聞こえなくしたいのか」も、計画時の大切な判断基準になります。
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■ 防音の基本構造
防音は大きく 「遮音」「防振」「吸音」 の3つの要素で構成されます。
遮音:音を遮る。壁や天井を重く・隙間なく作ることで空気を伝う音を防ぎます。
防振:振動を伝えにくくする。床や壁を縁切り構造にし、固体伝搬音(足音や楽器の振動)を抑えます。
吸音:音の反射を抑える。グラスウールなどの吸音材で反響を減らし、心地よい響きを作ります。
この3要素をバランスよく組み合わせることで、効果的な防音空間が完成します。
■ コストを抑えるポイント
防音性能は上げようと思えばいくらでも上げられますが、コストも比例して上がります。
そのため、「どの範囲まで防音が必要か」 を整理し、目的に合った対策を選ぶことが大切です。
たとえば、間取りの工夫で「音を出す部屋」と「静かにしたい部屋」を離すだけでも、
必要な工事を減らしてコストを抑えることができます。
防音リフォームは「静かにすること」だけでなく、
「暮らしやすい音環境をつくるための設計」 です。
ワタケンでは、楽器や用途・ご予算に合わせて、最適な防音構造をご提案しています。
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ワタケンが心を込めてご対応させていただきます。
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