換気口対策第2弾「防音室」の換気について
防音室は音漏れを防ぐため、隙間をなくし気密性が高くなっています。
そのため、前回記事で触れた24時間換気システムとは別に、防音室で独立した換気が必要になります。(吸気と排気を防音室だけでする)
防音室の換気にオススメなのが、「ロスナイ換気扇」です。換気扇自体が特殊構造のため防音効果あり、対応の防音フードと組み合わせることで-40dB程度の効果が見込めます。ピアノの音程度であれば、もちろん0にはなりませんが、周辺状況によってはこれでOKの場合もあります。
バンド演奏だったりと、夜間の演奏を視野にいれた遮音性能の場合
ロスナイ換気扇+換気フードでは減音量が足りません。天井裏で「消音ダクト」を使用し吸気と排気経路で減音します。「消音ダクト」とはダクト内側にグラスウールなどの吸音材を貼ってあるものです。吸音材のトンネルになっており、ダクト径と吸音材の厚さ、通過する距離によって減音量が決まってきます。
私が良く使う消音ダクトはタイロンさんの消音ダクト(高消音タイプ)
状況によって天井裏スペースが無い場合
壁付けのロスナイ換気扇をつけつつ、防音フードは弊社でオリジナルの防音フードを取り付けます。必要な遮音性能に合わせて設計します。減音量を稼ぐのに距離が必要なので、防音フードが長くなります。
※距離以外にも色々な減音要素がありますが、距離を伸ばすのがコストなどのメリットがあるのでこの方式を採用しています。
吸排気同時タイプであれば1ケ、吸排気が別系統であれば2ケ設置します。
性能と取付場所にあった形状で製作します。
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