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離れの防音室⑥防音室施工の流れ

離れの防音室⑥防音室施工の流れ

離れの防音室シリーズ、いよいよ最終回になります。

制作環境構築途中ではありますが、写真を1枚。
お父さんも防音室を大変気に入ってくださり、マイマイクを購入、息子さんの居ない午前中はカラオケを楽しんでいるということです♪

計画遮音性能はDr60~65

騒音発生器、精密騒音計を用い測定を行い、結果はというと・・・

遮音性能グラフ

計画通りの「Dr60~65」でした。

500Hz以下の低音側は全面でDr65満たしています。測定時の暗騒音を考慮すると実性能はほぼDr65性能になっていると想定されます。木造でこの性能を出せるというのは、実はかなり凄いことです。 今回の用途であれば、近隣への影響は24時間、全く問題ない状態です。

※D値、Dr値って?
JIS A 1419-1では室間音圧レベル差または内外部音圧レベル差を評価するため、周波数特性を持つ基準曲線を5dBピッチで定めています。この尺度によって評価された音圧レベル差を「Dr値(音圧レベル差等級)」と言います。Dr値の数字が大きいほど遮音性能が高く、空気伝播音が伝わりにくい事を示しています。日本建築学会では「D値」がJIS規格の「Dr値」に相当。

Dr値は実際の建築物の2室間の遮音性能(空気音遮断性能)を表します。
中心周波数125Hz、250Hz、500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hzの6帯域を測定し、日本建築学会の遮音基準曲線にあてはめ、上記6帯域のすべての測定値が、ある基準を上回るとき、その上回る基準曲線の内の最大の基準曲線の数値を「Dr値」と呼びます。音圧レベル差(音源室の音圧レベル-受音室の音圧レベル)を求め、どの帯域でも図の基準曲線群を下回らない最大の数値をDr値とします。※尚各周波数について2dB の猶予が認められています

計画遮音性能を達成する施工というのは、防音専門でやっている以上当たり前・最低限のことです。しかしながら、計画遮音性能を達成していても、近隣からクレームがきてしまっては意味がありません。「どんな音」を「どこに対して」「どのくらい落とす」か、これをしっかりと見極めて遮音性能の計画をすることが肝心です。

壁はなんとかそれなりの性能が出せても、開口部:ドア・換気口・窓(今回はなし)から音漏れがしてしまっているなんて光景も見たことがあります。

防音室ご計画の方、遮音性能値を謳っていてもドア前では?換気口のとこは?窓のとこは?と聞いてみてください。しっかり回答できる業者様を選んでくださいね。モゴモゴしたり、ドア前は違うんかい!?ってとこ意外とある気がします(笑)そもそも、計画遮音性能値が不明な場合もありますから・・・

外構も含め、バッチリの仕上がりです!!
離れの防音室シリーズお付き合いありがとうございました。

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