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今どきのタタミ事情 今どきのタタミ事情

今どきのタタミ事情

近年、和室のない住宅が増える一方で、畳の良さが改めて見直される傾向があります。従来の畳表はイ草が主流でしたが、最近では和紙や樹脂を素材とする畳も登場し、現代の住宅にも取り入れやすくなっています。畳は昔から日本の家屋に欠かせない存在でしたが、ライフスタイルや住宅事情の変化に伴い、その在り方も少しずつ変わってきました。今回は、リフォームの観点から、今どきの畳事情についてお話しします。

1.畳の魅力は健在

まず、畳の魅力について考えてみましょう。畳の良さは、何といってもその「やわらかさ」と「快適さ」です。畳は弾力性があり、床に座ったり寝転んだりしても体に負担がかかりにくく、特に幼児やお年寄りがいる家庭では大きな魅力です。柔らかく衝撃吸収性にも優れているため、赤ちゃんや幼児の遊び場やお昼寝のスペースとしても最適で、積み木を倒しても音が響きにくく、フローリングより傷つきにくいという利点もあります。

また、畳の調湿性も大きな特徴です。畳は一畳あたり500ccもの水分や湿気を吸い取り、乾燥時にはその水分を放出してくれるため、部屋の湿度を自然に調整する効果があります。特に寝室などではこの湿度調整機能が快適な環境を保つのに役立ちます。さらに、畳の弾力性は、寝返りが打ちやすく体圧を分散する効果もあるため、寝具としても優れた選択肢です。

畳には断熱性や保温性も備わっており、冬でも床が冷たくなりにくいため、快適な家事スペースとしても活用できます。長時間座っていても足やおしりが痛くなりにくいので、フローリングと比べて体への負担が少なく、家事をする際にも重宝します。

さらに、畳の色や光の反射率は、日本人の肌の反射率とほぼ同じで、目にも優しく、落ち着きを与えてくれる効果があります。畳の部屋にいると自然とリラックスできるのは、視覚的な安らぎとともに皮膚が感じる「光」の効果が関係しているのです。

加えて、畳の主な材料であるイ草には、空気中の有害物質である二酸化窒素を吸着し、空気を浄化する働きがあることが分かっています。畳は日本の伝統的な素材でありながら、今の住宅においても多くのメリットを持っている優れた床材です。

2.畳の種類と今の流行

昔は畳といえば「イ草」を使ったものが一般的でしたが、最近ではさまざまな素材やデザインの畳が登場しています。たとえば、合成樹脂や和紙を使った畳は、耐久性が高く、汚れやすい場所でも使いやすくなっています。これらの畳は、色や質感のバリエーションも豊富で、モダンなデザインの部屋にもマッチします。

特に、カラフルな「カラー畳」が人気を集めています。和室に新しい風を取り入れたいという方や、子ども部屋に畳を敷きたいという方には、こうしたデザイン性の高い畳が好まれています。また、従来の正方形の畳ではなく、細長い「縁なし畳」や「ヘリ付き畳」なども選べるため、和室のデザインに合わせて自由にカスタマイズすることが可能です。

3.畳のメンテナンスとリフォーム時の注意点

畳は日々の生活の中で使われるため、メンテナンスが大切です。特に、畳の表面が傷んだり、色あせてきた場合は、畳表(たたみおもて)を張り替えることで、見た目も使い心地も新品同様に回復します。畳表の張り替えは、一般的には5年から10年に一度が目安です。

また、畳の下には「床板」があり、湿気が溜まるとカビやダニが発生しやすくなります。畳のリフォームを検討する際には、床板の状態も一緒に確認し、必要であれば防湿対策を行うことが大切です。特に、床下に湿気が多い地域や、湿度の高い家では、しっかりとしたメンテナンスが必要になります。

4.畳と洋室の融合

近年、和室が少なくなっている現代の住宅事情に合わせ、畳を使った洋風なデザインの部屋も人気です。たとえば、リビングルームの一角に「畳スペース」を設けることで、モダンな洋風のインテリアに自然と溶け込ませることができます。

このような「畳スペース」は、フローリングと畳をうまく組み合わせたスタイルで、和と洋が調和した空間を作り出すことができます。特に、畳の落ち着いた雰囲気とフローリングの洗練されたデザインは、忙しい日常の中でリラックスできる場を提供してくれます。

5.畳リフォームの費用と工期

畳のリフォームにかかる費用や工期についても、気になるポイントだと思います。畳の張り替え費用は、素材やサイズによって異なりますが、一般的には1畳あたり数千円から高級品では数万円までの幅があります。合成樹脂や和紙を使った畳は、少し高価ですが、その耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮すると、長期的なコストパフォーマンスが優れていると言えるでしょう。

工期については、畳の張り替えや新調の場合、通常1日から2日程度で完了します。リフォームの際に和室全体を畳からフローリングに変更する場合でも、規模によりますが1週間以内で終わることが多いです。

6. エコフレンドリーな畳選び

最後に、環境に配慮した畳選びについても触れておきます。天然素材である「イ草」を使った畳は、自然のリサイクルサイクルに組み込まれているため、エコフレンドリーな選択肢です。また、化学物質を含まないため、子どもやペットにも安心して使用できます。

一方、近年注目されている「和紙畳」や「合成樹脂畳」も、長持ちするため廃棄の頻度が少なく、環境に優しい選択肢と言えます。リフォームを機に、環境に配慮した素材選びを考えてみるのも良いでしょう。

7.まとめ

畳は、伝統的な日本文化の象徴でありながら、現代の住宅事情に合わせて進化しています。和室をより快適で美しい空間にするためには、畳のリフォームが非常に効果的です。メンテナンスやデザインの選び方に注意を払いながら、自分のライフスタイルに合った畳を取り入れることで、家全体の雰囲気を一新することができます。リフォームをお考えの際には、ぜひ今どきの畳の選択肢を検討してみてください。

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