
こんにちは、ワタケンです。
7月も終わりに近づくと、夏休みやお盆の予定を考える時期になります。
帰省や旅行、週末のお出かけなどで、家を空ける時間が長くなるご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな時期に見直しておきたいのが、住まいの防犯です。
防犯対策というと、防犯カメラやセンサーライト、玄関の鍵など、ひとつひとつの設備を思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、それぞれの設備も大切です。
ただ、住まいの防犯を考えるときは、ひとつの設備だけでなく、家全体を見て「狙われにくい状態になっているか」を確認することが大切です。
添付資料では、住まいの防犯力を高める視点として「領域性・監視性・抵抗性・警報性」の4つが紹介されています。
今回は、この4つの防犯力について、暮らしの中で確認しやすいポイントに分けてご紹介します。
目次
1. 領域性:ここから先は私有地とわかること
領域性とは、道路や隣地と敷地の境界がわかりやすくなっていることです。
たとえば、門扉、フェンス、植栽、アプローチ、表札まわりなどが整っていると、外から見たときに「ここから先は人の家の敷地だ」と伝わりやすくなります。
反対に、境界があいまいで、誰でも入りやすそうに見える外まわりは、少し注意が必要です。
防犯のために高い塀で囲えばよい、というわけではありません。
外からまったく見えなくなると、かえって死角ができる場合もあります。
大切なのは、入りにくさと見通しのバランスです。
富士市・富士宮市周辺でも、道路に面した駐車場や、家の横を通れる細い通路、裏手の勝手口まわりなどは、敷地の境界があいまいになりやすい場所です。
一度、道路側から自宅を見てみると、気づくことがあります。
2. 監視性:人の目が届きやすいこと
監視性とは、人の目やカメラ、照明などによって、異変に気づきやすい状態をつくることです。
道路や隣家からまったく見えない場所は、侵入を考える人にとって身を隠しやすい場所になることがあります。
玄関横、勝手口、駐車場、庭の奥、掃き出し窓の前など、昼間は気にならなくても、夜になると暗くなる場所はありませんか。
センサーライト、防犯カメラ、カメラ付きインターホンなどは、監視性を高める対策として検討しやすい設備です。
政府広報オンラインでも、訪問者に対して不用意にドアを開けず、インターホン越しに確認することなどが、防犯行動として紹介されています。
防犯カメラや照明は、ただ設置すればよいというものではありません。
どこが暗いのか、どこから人が近づきやすいのか、どこを見守りたいのかを確認してから設置することが大切です。
3. 抵抗性:簡単に入れないこと
抵抗性とは、玄関や窓などから侵入しにくくする力のことです。
玄関ドア、勝手口、掃き出し窓、浴室や洗面所の窓などは、防犯面で確認しておきたい場所です。
鍵が古くなっていたり、窓が外から近づきやすい場所にあったりすると、不安を感じることもあります。
対策としては、補助錠、面格子、シャッター、防犯ガラス、防犯フィルム、玄関ドアの交換などがあります。
また、防犯性能の高い建物部品は「CP部品」と呼ばれ、ドア・ガラス・錠・サッシなどの目録が公開されています。CP部品は、官民合同会議による防犯性能試験をクリアした建物部品として紹介されています。
ただし、防犯性能の高い部品を使えば絶対に安心、というものではありません。
住まいの状況や家族の暮らし方に合わせて、複数の対策を組み合わせることが大切です。
4. 警報性:異変を知らせること
警報性とは、異常があったときに、音や光などで知らせる力のことです。
たとえば、センサーライト、防犯アラーム、窓の開閉センサー、防犯カメラの通知機能などがあります。
侵入されにくくするだけでなく、「何かあったときに気づける状態」をつくることも、防犯対策の大切な考え方です。
特に夏休みやお盆の時期は、日中に家を空ける時間が増えることもあります。
留守中の来訪者を確認できる録画機能付きインターホンや、人の動きに反応するセンサーライトなどは、暮らしの安心につながりやすい設備です。
住まいの防犯セルフチェック
夏休みや帰省前に、次のポイントを確認してみましょう。
- 道路から見て、敷地の境界はわかりやすいですか?
- 門扉やフェンス、植栽で、かえって死角ができていませんか?
- 玄関や駐車場、勝手口まわりは夜でも明るいですか?
- インターホンで来訪者を確認できる状態ですか?
- 古い鍵や、動きの悪い玄関ドアをそのまま使っていませんか?
- 掃き出し窓や浴室・洗面所の窓に、不安な場所はありませんか?
- 外出時だけでなく、在宅時も使っていない窓を施錠していますか?
- 長く家を空けるとき、郵便物やチラシがたまりっぱなしにならない工夫をしていますか?
- 防犯カメラやセンサーライトを設置する場合、目的と場所がはっきりしていますか?
- 家族で戸締まり確認のルールを決めていますか?
全部に当てはまる必要はありません。
まずは、気になる場所を見つけることが大切です。
防犯面の不安からご相談いただいた施工例
住まいの防犯対策は、防犯カメラやセンサーライトだけではありません。
玄関ドアや窓まわりを見直すことで、侵入されにくい住まいづくりにつながる場合があります。
ここでは、ワタケンで実際に対応した、防犯面の不安からご相談いただいた施工例をご紹介します。
まずは、玄関ドアのリフォームです。
玄関は、家族が毎日出入りする住まいの入口です。古くなった玄関ドアは、鍵まわりの不安だけでなく、開け閉めのしにくさや冬場の寒さが気になることもあります。
富士市桑崎の施工例では、「玄関をきれいにしたい」「冬場の寒さを改善したい」とあわせて、「防犯性を高めたい」というご相談があり、リシェント玄関ドアへ交換しました。既存枠を活かすカバー工法で、外壁や床を壊さずに施工し、防犯性の高い2ロック仕様で安心感を高めた事例です。
次に、面格子のリフォームです。
窓は、採光や風通しのために欠かせない一方で、外から近づきやすい場所にあると、防犯面で気になる部分にもなります。
富士市蓼原の施工例では、「窓の防犯性を高めたい」「古い面格子を交換したい」「面格子のない窓にも新設したい」というご相談をいただきました。老朽化した面格子の交換に加えて、面格子がなかった窓にも新たに設置し、留守中に死角となる窓まわりの不安に対応した事例です。
玄関も窓も、住まいの「入り口」になりやすい場所です。
防犯対策は、ひとつの設備だけで考えるよりも、家のどこに不安があるのかを確認しながら、必要な場所から見直していくことが大切です。
防犯対策は、組み合わせて考えることが大切です
防犯対策は、「カメラを付けたから安心」「鍵を替えたから十分」と、ひとつの設備だけで考えるよりも、住まい全体で組み合わせて考えることが大切です。
たとえば、玄関の鍵を見直しても、裏手の勝手口が暗くて見えにくいままだと、不安は残ります。
窓に補助錠を付けても、庭木で外からまったく見えない状態になっていると、死角ができる場合もあります。
領域性、監視性、抵抗性、警報性。
この4つをバランスよく確認することで、住まいの防犯対策は考えやすくなります。
まとめ
夏休みやお盆前は、住まいの防犯を見直すよいタイミングです。
敷地の境界はわかりやすいか。
外からの見通しはあるか。
玄関や窓は入りにくい状態になっているか。
異変に気づける仕組みがあるか。
この4つの視点で見ていくと、ご自宅の気になる場所が見つけやすくなります。
ワタケンでは、玄関ドア、窓まわり、外構、照明など、普段のリフォームの中で防犯の視点も大切にしています。
「どこから見直せばいいかわからない」という方も、お住まいの状況に合わせてご相談ください。