こんにちは
本日は「2世帯住宅の床防音」をご紹介
上下階で生活スタイル・リズムが違い、お互いの世帯の生活音が気になる2世帯住宅。
床の防音は必須といえるでしょう
分厚いALCを敷いたり、遮音マットを敷いたりしている家はありますが
実はALCや遮音マットでは、足音などの振動を伴う音に対しては効果が薄いです。
※声などの振動を伴わない空気伝播音には効果あります。
そこで弊社の「音パット」工法!!
では、施工のご紹介
音パットの設置位置を墨出し。床先行で施工していくので、壁にくる石膏ボード分は
音パットを壁から離します。壁と床が施工後にくっついてしまうと振動が床→壁と伝わる
ので石膏ボード12.5mm+α離します。(最終的な隙間は巾木で処理)
音パットを303mmピッチで設置していきます。合板に対してコンパネビスでとめます。
右の写真では、キッチンの棚が乗る部分を木根太で補強しています。
出入り口の掃きだし部分など、荷重が多くかかりそうなところは音パットの間隔を狭くしたり
木根太を入れたりして補強します。※音パット工法の耐荷重は200kg/㎡です。
そして音パットの間にロックウール80kを敷きます。
合板12mmを上から貼り、遮音シート4mmを敷きます。
合板は音パットのフレームに止めます。遮音シートは自重があるので、糊付けなどは不要
そのまま敷いていきます。
こんな感じになります。
この後、仕上げフローリング(無垢材15mm厚)を貼っていきます。
※無垢材を貼るときの注意※
無垢材の貼り付けはボンドを併用していきますが、ボンドの材質に注意してください。
ウレタン系、シリコン系の材質のボンドを使わないと遮音シートの材質によっては
溶けてしまう場合があります。貼り付けはウレタン系かシリコン系の糊で!!
80㎡程度の床防音工事
【施工内容】音パット設置、ロックウール80k敷き込み、合板貼り、遮音シート敷き込み
【工事期間】 : 3日間 (2人工×3日=6人工)
2階への資材搬入の方が大変でした・・・