離れの防音室⑧防音室施工の流れ

壁・天井の遮音層が施工できましたので、次は床の防振層を施工します。
床は基礎をガッチリ施工しておりますので、床の遮音層は基礎になります。

床防振層1層目

まずはグラスウール96kを目地を変えて2枚敷設。

床防振合板1枚目

合板の目地を変えて2枚施工。

壁との取り合いは、グラスウールを立ち上げて合板が直接壁に触れないようにして、振動を伝わらないようにしています。

床防振層の最初の層になります。
床の防振は様々な工法があります、湿式工法:コンクリートを流し込む方法や、防振タイプの置床などなど

今回は乾式の施工方法。
※計画遮音性能や現場状況、予算などに応じた工法で施工していきます。


壁と天井の遮音層工事が終わり、今回は床の防振層施工です。
よくありがちな防音工事ですと、遮音工事でOKとしてしまう(それしか知らない)ケースがあります。壁天井を重くして隙間を塞いで大丈夫って感じのやり方ですね。

部屋内で出す音の種類にもよりますが、質量をあげるだけですと「空気伝搬音」には効果ありますが、「固体伝搬音」には効果が低く音漏れの原因となることが多いです。

特に床。音源を床に設置するタイプですと、床から振動として壁・天井に伝わり隣室・屋外などへの音漏れに繋がります。糸電話を思い出してみてください。紐一本繋がっているだけで、音が聞こえますよね?あのイメージです。

ピアノだから簡単な防音でいいや、吸音材詰めてボード多く貼ればOK的な防音をしているイメージがすごく多いのですが、ピアノは床に設置する楽器です。壁・天井をいくら遮音しても、床から音が振動となって隣室・屋外へ伝わってしまいます。マンションなどでも、床のコンクリートは厚いのに音が階下へ漏れている原因は防振ができていない(不十分)だからです。ピアノは床の防振施工が肝です。ピアノ以外にもチェロ・ドラム・ダンス・スピーカー、それこそ足音もそうです、声楽(歌)も床の状況によって変わります。防音的な意味でも、音質的な意味でも…

長くなってしまいました。防音の話は尽きませんね(笑)
防振は重要だよということです。

では、今回はここまで

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