こんにちは
今回は「ダンススタジオ」の床、防音(防振)工事をとりあげます。
■立地条件■
RC(鉄筋コンクリート)造のビル。 ダンススタジオは3F、1・2Fは進学塾。
■希望防音性能■
現状150mm高の置き床にて防音対策をしているが塾よりクレームあり
現状よりも、防音性能を高め塾の方々に納得してもらえる遮音性能を希望
※スラブ厚は150mm
■対策■
既存の置き床の上から音パットを施工を提案したが、これ以上床高を上げると
ダンス時に天井についてしまうので、置き床を撤去後音パット工法に
既存の置き床150mm高を無くして、音パットを使った場合
1.床高は低くなるが、音パット1重では置き床時と防音性能は変わらない
2.音パットを2重にすることにより、置き床時の性能を上回る
1,2を踏まえ下記の構造になりました。
■床仕様■ リノリウムが仕上げ面 【全高130mm】
リノリウム2t 2mm
合板12t 12mm
合板12t 12mm
音パット40S1800+ロックウール80K40t 40mm
音シートVP4H33(遮音シート) 4mm
合板 12mm
音パット40S1800+ロックウール80K40t 40mm
音シートVP8H33(遮音シート) 8mm
■ポイント■
置き床時よりも床高を低く抑えつつ、なおかつ性能も向上
高さ制限が厳しくなりがちなリフォーム案件で音パットの良さが出たかたちです。
次回より、施工詳細取り上げていきます。